日本自律訓練学会
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日本自律訓練学会(Japanese Society of Autogenic Therapy)
設立年 1978年
会員数 724名(2021年10月現在)
代表者名 坂入 洋右(筑波大学)
自律訓練研究(Japanese Journal of Autogenic Therapy)
本学会は、医療・保健・福祉・心理・教育・産業・スポーツ等の諸分野における自律訓練法の正しい普及、教育及び研究を促進することを目的として、以下の事業を行っています。
1)研究・教育促進を目的とした年次学術大会の開催
2)学術講演会・研究会等の開催
3)機関誌(自律訓練研究)、その他の印刷物の刊行
4)指導技術講習会の開催ならびに指導資格の認定
5)学会賞(JMI記念賞、池見研究奨励賞、独創研究内山記念賞)の顕彰
6)その他、本学会の目的達成に必要な事業や活動
発足は1978年で,2021年までに44回の学術大会が開催されました。医学、歯科医学、心理学、教育学、看護学、産業、スポーツ等の幅広い領域から、自律訓練法に関する様々な研究成果が、学術大会や機関誌に発表されます。
★ 学会認定資格:自律訓練法の指導に関して、以下の資格を認定しています。
1)基礎指導資格:自律訓練法認定士・認定医
2)上位指導資格:自律訓練法専門指導士・専門医
★ 学会主催の講習会:以下の研修会やセミナーなどを開催しています。
1)一般対象:自律訓練法講座・実践セミナーA
2)会員対象:基礎講習会・アドバンスト研修会・実践継続セミナーB
3)有資格者対象:専門研修会・有資格者相互研修会
自律訓練法は、1932年にドイツの精神神経科医J. H. Schultzによって体系化された心理生理学的自己調整法であり、90年に及ぶ研究と実践の蓄積があります。心身医学・心療内科学における代表的な治療法として発展してきましたが、医療領域に限らず、保健・福祉・心理・教育・産業・スポーツなどの幅広い領域で活用され、ストレスマネジメントやパフォーマンス向上にも成果を上げています。
近年、社会全体がストレスフルな状況にあり、また感染症対策などを契機に人々が家庭や職場などに分断され、自分や仲間の心身の健康を守るために有効なセルフケアの方法が求められています。様々な方法がウェブ上でも紹介されていますが、自律訓練法は、心身のコンディションを自分で調えるスキルを身につけるための体系的な方法で、その安全性と有効性が確認されています。
1人でも多くの人々が、自分や家族や仲間の心身の健康を守り、コンディションを調えて能力発揮ができるように、本学会員だけでなく自律訓練法に関心をもたれた多くの方々と共に、研究と実践を進め、支援の輪を広げていけることを願っています(文責:坂入洋右)。
https://www.jsoat.jp/