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日本動物心理学会

  • 学会名
  •   日本動物心理学会

     

  • 基本情報
  •   設立年  1933年
      会員数  398 名(2021 年 3 月 31 日現在)
      代表者名 中島定彦

     

     

  • 学会誌名
  •   動物心理学研究

     

     

  • 学会紹介
  •  日本動物心理学会(通称「動心」)は、動物の心と行動を研究する研究者の集まりです。心理学ワールドでは3番目に長い歴史を有する学会で、1933年(昭和8年)に「動物心理学会」という名称で発足しました。学会の初代会長は動物学会の会長でもあった谷津直秀で、事務局は彼の率いる東京帝国大学理学部動物学教室に置かれました。1934年1月には学会誌『動物心理』が創刊されています(奥付では1933年12月20日発行)。なお、ドイツ動物心理学会が1936年設立、アメリカ心理学会の第6部会(生理心理学および比較心理学)が1944年設置ですから、動物心理学者の学術団体としては世界的にも極めて早いものだといえます。
     学会誌は太平洋戦争中の1944年に『動物心理学年報』と名称を変えました。第2代会長も動物学者(高橋堅)でしたが、戦後の1946に第3代の会長として心理学者の高木貞二が選出され、事務局も東京帝国大学心理学教室となりました。これ以降は心理学者が中心的な役割を果たしてきましたが、会員には動物学や神経科学など、心理学以外の専門家も少なからずいます。また、日本動物行動学会などと大会を合同で開催することもあります。
     現在は、研究発表や講演会、シンポジウムなどが盛り込まれた大会(年1回)のほかに、年2〜3回の例会を開催しています(残念ながら、コロナ禍で開催が中断しています)。学会誌は1990年から『動物心理学研究』に名称変更し、年2号を定期発行しています。

     

     

  • 学会からのメッセージ
  •  日本動物心理学会は、動物心理学の研究ならびに会員相互の知識増進をはかることを目的とした学術団体ですが、それにとどまらず、他の学問領域との交流や一般社会へのアウトリーチも重視しています。平たく言えば、動物心理学について多くの方に知っていただきたいと思っています。そのために、歴代の学会誌『動物心理』『動物心理学年報』『動物心理学研究』はすべてJ-STAGEにて誰でも無料で読めるようにしています(最新号も、冊子発行に先駆けて公開しています)。最近は総説論文に力を入れており、初学者や他領域の研究者の方々も、動物心理学の特定のテーマについて最新の知識を深く学ぶことができます。
     さらに2015年は本学会が監修する『動物たちは何を考えている?―動物心理学の挑戦―』(技術評論社)を当時の理事長(藤田和生)の編集で刊行しました。この本は、中高生でも読める一般向け書籍です。動物心理学を志す若者が増えることを期待して、文部科学省「スーパーサイエンスハイスクール」指定の全国の高校(約200校)に1冊ずつ寄贈しました。現在は、第2弾の刊行に向けて準備しているところです。

     

     

  • 学会ホームページURL
  •  https://plaza.umin.ac.jp/dousin/intro.html

     


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