日本イメージ心理学会

日本イメージ心理学会

  • 学会名
  •   日本イメージ心理学会

     

  • 基本情報
  •   設立年  2000年
      会員数  114名(2022年3月31日現在)
      代表者名 岡田 斉

     

     

  • 学会誌名
  •   イメージ心理学研究 (紙面に加え,オンラインで一般公開)

     

     

  • 学会紹介
  •  イメージは,心理学の生理・認知からスポーツ・臨床までさまざまな研究・実践領域において重要な意義を有し,研究者・実践家のイメージへの関心は高いのですが,このような情勢にありながら,わが国のイメージ研究に携わる人々の間の情報交換,協力,連帯などは必ずしも十分であるとは言えませんでした。また,関連及び隣接諸領域の研究者との交流も思うにまかせないのが現状でした。こうした状況では,イメージ研究の質の向上ばかりでなく,国際的交流の中での一層の発展を図ることも難しく,残念なことに思われました。

     

    そうした中,1987年,国際イメージ学会第3回大会を,成瀬悟策・水島恵一両先生を中心に,福岡で開催し,日本におけるイメージ研究は大きく発展いたしました。その後,1995年に,有志を中心にインターネット上にイメージ研究会を発足させ,研究交流・協力体制構築の一歩を踏み出しました。以後,毎年,日本心理学会大会でのワークショップを開催いたしました。そして,これらの活動を通して,経常的な研究交流活動の必要性,研究交流の組織化と,その成果の発表の場としての年次大会及び機関紙(ジャーナル)を持つことの必要性を痛感するに至り,2000年に,イメージ心理学会を設立いたしました。
    設立から既に20年以上経過しましたが,年 1 回の年次大会や,定期的に発刊される学術雑誌「イメージ心理学研究」の発刊を通して,心的イメージを専門とする研究者だけでなく,他領域を専門とするがイメージ作用に広く関心を持つ研究者が活発に交流する場となり,互いに刺激を与えあいながら各自の研究を発展させています。大会や投稿論文では以下のような話題が取り上げられてきました。

     

     視覚イメージ,聴覚イメージ,触覚イメージ,運動イメージ,身体表象,イメージトレーニング,心的イメージの能力(鮮明性,統御性,常用性,等),直観像,アファンタジア,共感覚,心的イメージとワーキングメモリ,心的イメージと感情,夢,描画,心的イメージと脳活動の関係(fMRI等),空想傾向,臨床イメージ,臨床動作法,催眠,宮沢賢治(非常に鮮明なイメージを有しそれを創作に活かしていたと言われる),その他。
     今後も,様々な研究領域の方々にお集まりいただき,心的イメージという切り口から,人間理解を広く豊かに深めて行きたいと強く望んでおります。

     

     

  • 学会からのメッセージ
  •  年次大会では,実験系の研究と,臨床系,その他の研究の発表が同一会場において原則的にはすべて口頭発表で(コロナ禍のためこの2年間はオンラインでしたが)行われ,活発な議論が交わされます。発表者にとっては様々な領域の研究者と交わされる質疑・応答によって,新鮮な気づきや学びを経験する貴重な場となっています。加えて,大会内に開催されるシンポジウムや講演では,心理学,神経科学,文学など多様な分野の研究者が,心的イメージに直接的もしくは間接的に関連した話題を提供し,大変好評です。

     

     小規模であるものの,集う研究者のジャンルは多彩であり,暖かい家族的な雰囲気に包まれた中,参加者がすべての発表に対して発表者の視点に立って前向きにともに考える大会は大規模となった学会が多くなる中,研究の原点となる桃源郷のように感じられます。

     

     心的イメージに直接関連した研究をされている方,その周辺領域の研究をされている方,もしくは,単純に心的イメージに関心を持っておられる方には大変おすすめです。

     

     

  • 学会ホームページURL
  •   https://imagepsych.jp/

     


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