日本コミュニティ心理学会
- 学会名
- 基本情報
- 学会誌名
- 学会紹介
- 学会からのメッセージ
- 学会ホームページURL
日本コミュニティ心理学会
設立年 1998年
会員数 会員:423名(1月現在) 名誉会員:1名
代表者名 高橋美保
コミュニティ心理学研究(Japanese Journal of Community Psychology)
発行から1年後にオンラインで閲覧可能
本学会は、1998年にコミュニティ心理学シンポジウムから発展し、日本コミュニティ心理学会として発足しました。
毎年の学会大会の開催、コミュニティ心理学研究の発行、研修会の実施などを通じて、コミュニティの抱える諸問題をコミュニティ心理学の視点からどのようにとらえ解決できるのか、実践的な活動と研究活動の両輪をもって社会に寄与できればと考えております。
本学会の特徴は、狭義のコミュニティ心理学専攻者、または心理学の各領域に限らず、医学、看護学、福祉学、教育学、社会学などをはじめとした、学際的な領域の研究者や実践者から構成されるという点です。学際的なコミュニティの中で、コミュニティ心理学の視点から新たな知を創出していきたいと考えております。
コミュニティ心理学会の歴史を振り返ると、本学会は温泉に集って議論するという古き良き日本の伝統的な寄り合いコミュニティから始まり、それが学会という社会的な組織に発展して20年余りが経ったところです。本学会自体が自発的なコミュニティとして形成され、それが社会化していくというコミュニティの発展の流れを生きているといえます。
タックマンとジェンセン(1977)のチーム発達の5段階モデルになぞらえると、本学会は今、形成期(Forming)と混乱期(Storming)を超えて、統一期(Norming)に差し掛かっているのかもしれません。統一期の役割は、この後に控えている機能期(Performing)に向けて、新旧の会員、そして様々な学術領域の会員皆様の多様性を力に変えていくことであると思います。
時代とともにコミュニティの在り方自体も変化しつつあります。学会においても、伝統的な寄り合い組織の良さを保ちながら、新しいコミュニティの在り方を模索していく必要があると考えております。これはコミュニティ心理学会自体をフィールドとしたコミュニティ学研究の始まりとも言えます。
コミュニティ心理学の研究や実践が社会のお役に立てるよう、今後とも一層努力していきたいと考えております。
http://jscp1998.jp/