日本パーソナリティ心理学会
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日本パーソナリティ心理学会
設立年 1992年(日本性格心理学会,2003年に現在の名称に変更)
会員数 880名(2021年12月15日現在)
代表者名 松田英子
パーソナリティ研究
日本パーソナリティ心理学会は,1992年に日本性格心理学会として設立され,2003年に現在の名称に変更されました。本学会には,性格や人格,パーソナリティそのものを専門に研究する者だけでなく,それぞれの専門分野において個人差(個体差)を扱っている研究者や,人間の個性や多様性に関心を持つ研究者が多く参加しています。また,大学院生をはじめ,いわゆる若手研究者の会員の割合が比較的高いことも本学会の特徴といえます。
刊行物としては,学会機関誌『パーソナリティ研究』を年1巻(3号)刊行しており,会員構成を反映した多様なテーマ・方法による研究論文を掲載しています。論文種別は「原著」の他に「ショートレポート」を設置し,研究成果の速報とその展開を促進する場を提供しています。さらに2018年からは,研究の再現性や透明性を高めるため,「追試研究」や「事前登録研究」をショートレポート論文として受稿する体制を整えています。
多様な背景を持つ研究者が集まる本学会では,研究交流の活動も盛んに行われています。年1回開催される年次大会以外にも,随時,講習会やシンポジウム等を企画し開催しています。これらの研究活動に有益な情報はメールニュースとして会員に配信されます。外国人研究者を招聘し,講演会にとどまらず学会誌への寄稿も依頼するなど,国際交流にも力を入れています。さらに年次大会にあわせて開催されるヤングサイコロジストプログラム(YPP)は,学会内外の若手研究者がより自由に議論や情報交換を行うことのできる交流の場となっています。
学会内外への情報発信としては,学会刊行物としてこれまで『性格心理学ハンドブック』『事例に学ぶ心理学者のための研究倫理』『パーソナリティ心理学ハンドブック』『クロスロード・パーソナリティ・シリーズ』等を出版しているほか,学会ホームページにおいて各種コンテンツ(図書紹介,研究者紹介,心理尺度)の公開を行い,研究情報の共有や知見の普及に取り組んでいます。
本学会は,さまざまな領域を専門とする研究者が,人間の個性や多様性について考えるという共通の関心のもとに集い,交流を行っています。設立より30年を経過した現在でも,研究歴の長短を問わず,自由で豊かな発想に基づく研究の報告や議論を行うことのできる風土が息づいています。
個性や多様性を尊重する社会が目指されるなか,私たち「1人1人の違い」をどのように理解することができるかという問いに応えるという点で,本学会の活動はますます重要になってきているといえます。パーソナリティに関わるテーマに関心のある方は,ぜひ本学会にご参加ください。
https://jspp.gr.jp/