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一般社団法人 日本特殊教育学会
設立年 1963年
会員数 約4000人
代表者名 野呂文行
日本特殊教育学研究(年間4号) Journal of Special Education(年間2号)
本学会は特殊教育、特に障害児教育の科学的研究の進歩発展を図ることを目的とし、全ての障害種とその関連領域を含む、わが国で最大規模の学会です。
第2次対戦後の特殊教育振興にともなって、殊教育に関する教員養成課程や研究機関が徐々に設けられるようになるなかで、東京教育大学特殊教育学科が中核となって、特殊教育研究者が集う組織として本学会が設立されました。昭和38年11月23日に特殊教育学会第1回大会が東京教育大学で開催されてから、60周年を迎える令和4年度では、正会員数4,000名を数えるに至り、研究者をはじめとし、教育や福祉、心理などの多岐にわたり活躍する多くの実践家も会員として活動しています。
現在、本学会は「視覚障害」「聴覚障害」「知的障害」「肢体不自由」「病弱」「言語障害」「発達障害」「重度重複障害」「矯正教育」「一般」の10部会から構成されます。会員は自らが主に対象とする障害に応じていずれかの部会に所属し、研究活動を行なっております。また、若手研究者の研究奨励を目的とした「日本特殊教育学会研究奨励賞」と、多くの会員が所属するさまざまな実践現場での研究を推進を目的とした「日本特殊教育学会実践研究賞」が設けられ、機関誌に掲載された優れた論文に対して賞を授与しています。さらに、地域における特別支援教育の発展と現職教員等の会員の専門性向上と、研究者育成および当該分野における研究の発展に寄与すべく研究に対して、それぞれ、「実践研究助成事業」と「研究奨励助成事業」も展開しております。
特別支援教育が浸透するにつれて、「特殊教育」という表現を目にすることが少なくなってきております。その中で本学会が「特殊教育」という名称を使用し続けているのは、現在の特別支援教育の礎となっている「特殊教育」時代の研究的・実践的な知見を大切にしたいという思いがあるからです。時代の流れに沿って変化させるべきものと、学術的知見など変化させるべきではない普遍的なものを見定めることも重要だと考えております。
毎年秋頃に、日本特殊教育学会大会を開催しております。ぜひ、多くのみなさまにご参加いただき、積極的な研究活動ならびに議論の機会となることを期待しております。
https://www.jase.jp