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日本臨床動作学会

  • 学会名
  •   日本臨床動作学会

     

  • 基本情報
  •   設立年  1993年
      会員数  679名
      代表者名 鶴 光代

     

     

  • 学会誌名
  •   臨床動作学研究

     

     

  • 学会紹介
  •  日本臨床動作学会は「臨床動作学の研究を促進し,その成果の普及に貢献することと,会員相互の知識交流及び親睦を図ることを目的」として, 1993年に設立されました。初代会長は,臨床動作学・臨床動作法の開発・発展の中心であった成瀬悟策です。
     歴史的には,催眠により脳性まひ者の動作が改善することが1963年に発見されたことをきっかけに,1968年頃には心理学的に動作の改善へ働きかける方法として「動作訓練」が開発されました。1970年代半ばには,心身の不調を訴えるクライエントへの適応が試みられ,心理療法としての動作法(動作療法)が始まりました。1987年に「動作療法」をテーマとしたシンポジアムが,1991年に動作療法研修会が実施され,この動作療法研修会を発展させる形で,1993年に本学会が設立されました。
     方法としての臨床動作法は,主に心理支援で動作法を用いる場合の総称として用いていますが,その適用の仕方や目的により,動作療法,肢体不自由動作法,障害動作法,教育動作法,高齢者動作法,赤ちゃん動作法,健康動作法,スポーツ動作法,災害に活かす動作法などがあります。
     臨床動作法は人間の活動である動作を手段にして,その人の内面に働きかけるユニークな方法であり,日本から海外へ輸出している数少ないアプローチです。上記の沿革からも分かるように,技法としても理論としても,これまでさまざまなクライエントや社会的ニーズに対応するよう歩み続けてきました。2022年現在,COVID-19がもたらす国民の心身の不調が激増していることが指摘されています。それへの対応ニーズの高まりに鑑み,以前から行われていた触れない動作法や,コロナ禍になり新たに開発されたオンライン動作法などの目覚ましい発展があり,現在の状況に対応しながら,発展し続けています。

     

     

  • 学会からのメッセージ
  •  会員の中で最も多いのは,心理臨床家ですが,教育者,医師,看護師,保健師,助産師,理学療法士,作業療法士,介護士などのいろいろな領域の専門家によって,臨床動作学の研究と臨床動作法の実践が行われています。会員層も,対人支援のベテランから大学院生といった若手まで幅広い層の会員が,共に臨床動作学・臨床動作法に取り組んでいます。
     学術大会は,例年,秋頃に全国の仲間で順に担当しながら開催しており,臨床動作法の研修機会として学会主催研修会は,年に数回実施しています。新型コロナ感染症拡大の影響を受け2020年からは参集しての研修会開催が困難となりましたが,会場をオンラインに切り替え開催を続けています。
     学会認定の資格制度も設けており,上記研修会など通じて一定以上の理論・技法・事例研究の学習を行い,認定試験に合格した場合,「臨床動作学講師」「臨床動作士」「認定動作士」といった資格を認めています。
     動作と心理の関係を考えたことがない方もいらっしゃるかもしれませんが,動作には,硬い感じがするなぁ,スッキリした感じになったなぁ,適度に力を入れられて安定しているなぁ,などの実感が伴いやすく,臨床動作法では,そうした感じを中心に扱うために,幅広いクライエントにとって,分かりやすい体験的な心理支援が可能となります。皆でクライエントにとってより良い支援について検討していきましょう。

     

     

  • 学会ホームページURL
  •  https://www.dohsa.jp/

     


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