日本人間性心理学会
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日本人間性心理学会
設立年 1982年
会員数 904名(2022年1月現在)
代表者名 金子周平(九州大学)
『人間性心理学研究』(年2回)
日本人間性心理学会は人間性を理解し、その回復と成長に貢献することを通じて、社会的に責任を果たし得る心理学の研究と実践を推進することを目的としています。本学会は1970年代後半からその設立の準備が始まり、1982年7月11日に創設されました。本学会がカバーしている領域は多岐にわたっており、現象学、実存哲学、人間中心の教育、クライエント中心療法やパーソンセンタード・アプローチ、ボディワーク、ゲシュタルト療法、フォーカシング、エンカウンター・グループやTグループなどのグループ・アプローチ、スピリチュアリティなどがあります。実践のフィールドは、心理職の活動領域とされる保健医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働などの分野はもちろん、哲学、宗教などの領域とも深く関わっています。
人間の生き方や生活に密接に結びついた人間性心理学という学問体系は、多くの方が関心を向けるところなのではないかと思います。本学会は、会員のための学会であることはもちろんのこと、人間性心理学に注目する多くの方々、そして本学会のことをご存知でない一般の方々の生活に資する学会でもあることを意識しながら、その社会的役割を果たすことを目指します。具体的には現代に生きる人間が抱えている様々な問題、自然災害、国内外の摩擦、多文化社会、マイノリティ、格差社会、高齢化社会、虐待などにも、人間性心理学は眼差しを向け、また人間の価値や人生の意味の点から支援し続けています。
本学会の規模は決して大きいとは言えませんが、その会員数からすると、かなり充実した内容の機関紙『人間性心理学研究』が年間に2号定期発行されています。大会における各種の企画や研究発表等も大変活発です。本学会はこれまで、これらの多種多様な領域において、会員を中心とした様々な活動を継続していくなかで、そこで生じる真の体験に立脚し、そこから“知”を創造するという営みを行ってきました。これからは、こうした“知”や伝統を継承し、さらに展開させていくための幅広い活動を推し進めてまいります。
https://www.jahp.org/